プロジェクトコンセプト

地元ならではの、おもてなし。
修学旅行を地域で受入れ

修学旅行を地域で受入れ

南予地域では、ゆたかな自然やさまざまな農林漁業の営みを活かした体験型の修学旅行を行っています。修学旅行といえば、これまで名跡旧所めぐりが定番でしたが、近年は、地域の人たちとの交流をする民泊や地域の特色がある体験プログラムを行うものへと変わってきています。南予版体験型修学旅行では、地域に暮らす人たちが、体験プログラムに関わって子どもたちを案内・指導。より深く地域と交流して、とっておきの学びの時間を過ごすことができます。

体験民泊とは?

地域のありのままの暮らし、人、自然、文化にふれる機会として、「民家」に宿泊。普段の暮らしにお邪魔するので、ホテルや旅館のような至れり尽くせりのサービスはありません。食事は、みんなでいっしょにつくって同じ食卓でいただくなど、家族の一員のように過ごすのが体験民泊です。
少人数で滞在するため、生徒のコミュニケーション能力や自立心を養うことができます。また、初対面の人と信頼関係を築きながら目標達成することの喜びを覚え、「生きる力」を育むことができることから、都市部を中心に体験民泊を利用する学校が増えています。

各種の体験プログラムについて

体験民泊に加えて、南予ならではの農林漁業体験や、ゆたかな自然をたっぷり楽しむ自然体験など多様なプログラムを用意。こだわっているのは、“ほんもの体験”であること。南予に生きる人たちとの深い交流を通して、南予特有のゆたかな食文化や生活文化、農林水産物の魅力にふれることができます。

現在の受け入れ状況

「ふるさと南予感動体験」と銘打って、2021年10月から受け入れをスタート。三密回避が難しい体験民泊の受け入れは中止とし、各種の体験プログラムの受け入れのみを行っています。これまで、八幡浜市、大洲市、西予市、伊方町に、東京都の高校生や広島県の中学生がやって来ました。なお、2022年度、2023年度は、体験民泊の受け入れが決定しています。

受け入れ側のメリットは?

利用する側にとっても受け入れる側にとっても、あまりお金をかけずに、無理のない地域づくりが期待できる仕組みとして、体験型の修学旅行が全国各地で注目されています。
受入側は、基本的には、“ありのままの暮らし”を提供すればよいのでお金がかかりません。一方で、体験民泊の受入は無償ではなく、一定程度の収入があります。また、旅行を地域で受け入れることで、その地域の店舗などにもお金が落ち、地域全体が活気づきます。受け入れ決定は通常1~2年前と早く、受け入れが集中する時期(春・秋)も決まっているため、地域ぐるみでしっかり準備できます。何より、修学旅行という一生に一度のイベントを通して、生徒とともに心高まる感動を共有できます。きずな博では、こうした修学旅行の受け皿整備を支援しています。

興味のある方はこの取り組みに興味のある方は、ぜひ以下のホームページをご覧ください。